きな粉おにぎりの心
あぜ道にススキが揺れ、黄金色を迎えた長野県県境の村小谷栂池高原で、第一回の長野県食育フェスティバルが、9月23.24日両日心温かく、笑顔が溢れ、祈りのある珍しいほどに、さわやかな交流の場となった。
今年7月国の食育基本法を受け、国でも総理大臣を座長に「食育推進会議」が設置され、都道府県ごとに推進会議の設置を求めているが、長野県は、「食育の重さ」より「楽食」を選択し、歯が大切とキャンペーンをはった。
私たち人間は、他のものの生命をいただいて、生かさせてもらっている。生命をいただくから元気でいられるので、与えられた命に対して、また丹精込めて育てられた人への感謝のこころを忘れないことから始まることを基本とすべきです。
食べているときは人はみな「いい顔」をしています。
食を共有して築かれた人と人の絆は、同じ釜の飯を食った仲と比喩されるように全てに優先されてきました。もちろん家族の絆の元は、同じ食卓を囲むことから始まります。
全ての生き物が形の違いはあるにしても「食べる」がその原点であることもう一度考えたいものです。
小谷村でなくては味わえない「きな粉おにぎり」の絶妙な塩加減に感激しながら、大成功で幕を閉じさせていただくことができたのは、ひたむきな食への愛情をもたれたスタッフの汗のおかげだと改めて、感謝の誠を捧げます。
「おにぎりの 塩けのなかに 母の愛」 星辰
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