宮澤敏文

夕張の真実

2007年の暮れだったろうか。箱物優先の放漫経営で、行政破綻した例として、著名なニュースキャスターが、夕張市の市立病院をはじめ雪の中で、閑古鳥が鳴く観光施設を行政の失敗例として全国に報道した。「現場に真実あり」と常に調査…

落ち穂拾い、夏

巨匠レイブラントの「光」との向かい合い方と自己主張に彼以後の多くの画家が少なからず影響を受けた。中世が終わり、自由な表現が試されてくるとレイブラントや多くの巨匠たちの影響を受けて自然界や人間社会で繰り広げられる「さま」を…

美術館の30年

中央道で八ヶ岳の裾野の広さを楽しみながら、山梨に入ると秋晴れのさわやかさの中に壮麗で雄大な富士山がくっきりと浮かび上がる。吸い込まれるようだ。横山大観画伯は「秋の富士」で松と七かまどの向こうに薄の秋の富士を絵き、「冬の富…

地平線に沈む太陽

—– BODY: 10月28日5時50分まだ暗い吉林省長春駅に夜行電車は滑り込んだ。 日本ら持ってきた大きなお土産袋をひきづってホームに立った。聞いてはいたがこの駅のホームは長い。みんな無言で荷物…

14才の夢

19時18分吉林省通化駅から中国スキージャンプのオリンピック選手や長野県で今夏3ヶ月のジャンプ合宿で始めてスキーと出会い瞳を輝かす13歳から16歳の少女たち透きとおる瞳に見送られ、静かに夜行電車が動き出した。 今夏世界に…

お米の明日

 昭和56年からだったろうか。下がり続ける米消費と日本酒の消費後退に歯止めをかけようと、国会議員二百数十名が参加し、米消費拡大純米酒推進議員連盟を創った。根本竜太郎先生や小沢貞孝先生が中心で、その事務局を農協中央会の方々…

えりものこんぶ

寒流と暖流がぶつかり合う北の海から上る黎明を浴びようと早起きすると5時30分、突然けたたましいサイレンがえのも岬に響いた。 今シーズン初日の昆布漁解禁の合図であると知らされた。早速 浜に出ると沖合いでは、男たちが 海中の…

つばめ

春の使者として南の国からやって来るつばめは昔から益鳥として日本人に愛されてきた。水田の上を自由に切れよく飛び廻るすがたは、春の農作業に汗する人たちに元気を与えてくれた。 つばめが民家の軒先に巣を作り、子育てに精を出すこと…

ふるさとはあったかい笑顔

働き者の日本人は、休みの取り方が下手だといい続けられてきたが、このごろうまく余暇時間をお使いの方々に出会うことが多い。うれしい限りである。 6月に入って山の緑が輝き、うどや筍、ふきなど春の遅い北アルプス山麓は一斉に山開き…

里親制度と山村留学

人情み豊かな東京月島の里親一家の泣き笑いを描いた朝の連続ドラマを涙しながら楽しんでいる。親子の絆、子どもの成長を見つめる周りの思い、20才の主人公の一生懸命を通して構成されている。 さわやかであるが、重い課題と向き合って…