宮澤敏文

2014年年頭あいさつ「出発(でっばつ)」

明けましておめでとうございます。

旧年中は多くのご指導を頂き充実した成果を残すことができました。心から御礼申し上げます。

「苦しくても一つひとつ確実に実現することだなあ」と思いながら11月16日、田中知事時代机の奥で温めた栂池観光の難所を克服する栂池パノラマ橋の開通を地元の皆さん笑顔で、白河家三代の皆さんと歩きました。

都会から小谷村を愛しで移住された児童作家先生や幼き小学生が何人もなくなられた国道148号小谷村雨中・月岡地域。希望していた小土山の地盤が脆弱とのことで、何日も建設事務所職員と足を運び地元の役員さんと力を合わせルート決定した雨中月岡バイパスが高規格の道路で26年度から工事に入ります。

12月6日対がん協会の全国ガン巡回セミナーで国立がんセンターの垣添総長先生らとともに「長寿男女とも日本一の長野県が制定したがん対策条例」を500名の皆さんに報告しました。 会長案を示しての12回の条文検討会議、がん患者会や医療関係者など30以上の団体と意見交換し、創り上げた真剣勝負の2年間に感謝です。

自らがん治療を公表し、見事に克服された元健康福祉部長が「やさしく、それでいて力強いがん条例だ」との評価はうれしかった。

まさに健康長寿男女とも日本一の長野県のガン対策これからです。

甲午の年の信念の抱負ですが、第1に.教育の充実です。

昨年後半管内の小中学校をすべて回って校長先生らと懇談しました。「子供が少ない」教師の負担が多い現実「残すもの新たに受け入れなければならないもの」に取り組むときに来ています。

白馬高校の存続問題は深刻です。大学との連携を深める中で観光学科の設置、新制大町岳峰高校の充実、池田工業高校建築科の改革を図らなければなりません。

第2に産業振興雇用創出です。変化する経済に対応できる専門性豊かな小規模事業者への指導体制の確立のために商工会27年改革が進んでいます。今年が内容決定の山場だと思います。モノづくり産業の支援体制は最も大切なことですし、減反政策が廃止され農業の大改革の5年がスタートします。北アルプス山麓ブランドは渡辺元総理補佐官を先頭とする認定委員会が100銘柄を確実に選定していただいています。差別化を図らなくてはならない時、手始めに東京銀座に7月オープンする長野県のアンテナ店で「北アルプス山麓育ち」の逸品が勝負することとなると思います。

85%補助で18億円を投入した池田町のワイン事業今年はいいワインができると思いますし、すでに小谷村には第二次中山間地整備事業16億円を手配してあります。

第3に医療福祉ですが、大北第2次医療圏の市立大町病院と安曇総合病院の医療連携は待ったなしです。大町病院には脳外科等の整備のために3.4億円耐震に3.3億円を安曇病院に再構築の耐震分野で7億円を含め、県はそれぞれ補助体制をつくりました。地域にとって大切な安心の中核医療機関です。

最後に食関係者や栄養士さん待望の食育全国大会が本年6月長野県で開催されます。「健康長寿は食育から」テーマも決まりました。食育の本県の県民運動は大北地域から始まりました。成功に向け皆で工夫しようと目を輝かせております。

きめの細かい地域医療福祉の向上、高規格道路と産業・雇用の確保、農業の大転換期に里山とそこの絆をいかに残すか。何事も確かな成果を残さなければなりません。信じた人たちと同じ目線で、「苦しくとも凛としてやり遂げる」ことが地方に生き政治にかかわる者の道だと思う甲午新年です。今年もよろしくお願いいたします。

長野県議会議員      宮澤敏文

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