宮澤敏文

村祭りのお囃子

仕事を終えて、安曇野池田町の我が家に向かうと各町内ごとに秋祭りのお囃子の太鼓や笛、ところどころに子供たちの気を合わせる掛け声が聞こえて心地よい。 お盆が過ぎ、9月に入ると稲刈りが始まる前の秋祭りのお囃子の練習が始まる。 …

北アルプス山麓のすぐれもの

稲穂を渡る北アルプスの峰々から吹き降ろす秋風をいっぱいに受けて案内人の女優田中律子さんが自転車のペタルを踏む。 中秋の名月がかけ出した9月17日、日本の屋根であり、日本を代表するふるさとの原風景が色濃く残る北アルプス山麓…

28万円のワイン

長野県の地元紙信濃毎日新聞が2年ほど前、長野県と新潟県県境の武田一族の末えいの皆さんが住まいする30戸ほどの小谷村大網集落に一年間記者が寝泊まりし、過疎集落の在り方を毎週記事にして掲載したことがあった。いい企画だと楽しみ…

やはり食は生きる原点

「大震災で、現地の町村では「役場の職員の現場作業服もない、是非とも届けてほしい」と現地へ、いち早く駆けつけられた全国町村藤原会長の依頼を受け、長野県職員や白馬村、森林組合、建設業など集めるだけ集めた作業服と避難者が元気に…

おひさま

この四月から、信州安曇野を舞台とした朝の連続テレビドラマ「おひさま」が始まった。 主人公井上さんが演じる「太陽の子」陽子さんの明るさがさわやかである。 身体の弱い母が元気になれと父が空気がきれいで水がおいしい信州安曇野に…

おじいちゃんの背中

「おじいちゃんが好きだったんだろうなあ」小学校5年生の松川村の森君が「ぼくはおじいちゃんが守ってきたりんご畑を守ってりんごを作るんだ」 赤いほっぺにしっかりした声で、「家族総出のりんごの収穫、作業が終わった後のみんなの笑…

長崎の風

海を見下ろす高台の猫の額ほどの傾斜地に、家がぎっしり建てられ、「誰もが笑顔で暮らせる国」を創るために熱く燃え、中には志半ばでイサキよく散った先達たちが静かに眠っている。 日本一の島々を抱え、人が住まなくなった島々の元気づ…

画家山下大五郎と卵焼き

 かなかなが命いっぱいに鳴く信州安曇野池田北アルプス展望美術館で、7月24日から山下大五郎生誕100年没後20年の記念展示会が開催されている。 お年を重ねられてからしかお会いしていない山下先生の若き日のお姿に、うれしい戸…

里山の跡取り

地域の保健婦さんとして軽自動車を運転し、雪の日も雨の日も狭い山道を駆けづり廻った奥さんがうれしそうに、一枚の大きな表彰状を開かれた。 旭日単光章。がんと戦ってこの春旅立たれたご主人の名前が書かれていた。 北安曇郡池田町広…

桜島の噴煙のかなたに

 薩摩空港を飛び立つと、桜島の大地から沸きあがる噴煙を回り込むように小型ジェット機は重そうにエンジン音を響かせながら、屋久島へ向かう。  薩摩湾から池田湖と自然と人の営みの境を見つめている。サツマイモ畑の緑ががいっぱいだ…