池田町三丁目後援会「県議と県政を語る会」 参加人数:20数名
午後7時半から始まった「県議と県政を語る会」。
宮澤県議のあいさつの後、午後9時半すぎまで活発な「語る会」がひらかれました。
意見交換の内容は以下のとおりです。
■ダムの必要性は?
すべてのダムが必要なわけではない。ただ、浅川ダムは、もう始まっているので、作ったほうが財政上、赤字が増えずに済むので、途中でやめるわけにはいかない。
■土木をやめたからといって、すぐにその予算が教育や福祉にまわるわけではないことを、
一般の人は知らないのではないか。土木をやめたために、使わなかったお金は他の県の土木にまわるだけだということを一般の人に伝えてほしい。
そのとおりです。
もし、また知事が浅川を中止したら、わたしは、財政破綻をとめるため、もう一度、不信任案をだします。
■安曇総合病院に産婦人科の医師がいなく、産婦人科がない。なんとかしていただけないか。
産婦人科は死亡率が高く、医師が不足している。今、検討していますが、今年の10月くらいにはなんとかなるようにしたい。明日、病院に行って病院長と話しをしたい。
■知事は頭がいいと宮澤県議はおっしゃるが、知事は浅川を中止した時、財政が悪化することを知らないのか?知っているとしたら、知事は危機感というものをもっていないのではないか?
ひとつのダムの安全度をきめるということは、長野県全体の安全度をきめるということになる。それでは、小谷の災害のようなことが起きた場合、国は何も聞いてくれなくなってしまう。それを危惧している。
■知事は学者であって行政のことはよくわかっていない。現在、着工している事業に対しては続行し、新規事業を検討してくれることを願っている。
まったくそのとおりです。
県議会は知事をいじめていると、特に女性の方はいわれますが、こういう方は、行政や知事の権限の重さがどれだけかということを理解していないのです。
行政のことや知事の仕事は一般の方にはわかりにくいんです。
■母子家庭について知事はどう考えているのか。
仕事をもちたくても仕事をもてない母子家庭は2000世帯。パートで常備にしてほしい母子家庭は4000世帯。しかし、就労のための研修は対象者が90人。財政難のために、7月以降に研修はおこなうことになっている。家庭が一番きびしい4月・5月に、援助がないのは、県民にやさしい県政とはいえない。知事はこの点について理解していない。援助をたちきってしまった。知事は県庁にいってもなかなか会えない(東京にいっている)ので、県内のことを理解できていないのだと思う。
■廃棄物についてどう考えているのか。
吉村前知事が公約の中で唯一やり残したことが、廃棄物の問題です。
これまで考えてきたゴミ処理については、田中知事になってから動いていない。市町村だけでなんとかしなくてはならない。
わたしはJAの大豆からでたゴミをリサイクルして、白馬の豚の飼料にする構想をもっている。
■浅川ダムは豪雨が来た時にもつのかどうか、おしえてほしい。
東京ドーム6個分の水を受け止める場所が、実際はない。私は歩いてみたが遊水地、溜池をとる場所がなく、作れないことを確信している。大学院をでたような優秀な県の職員が歩いてまわって探しても、ないことがわかっている。
■森林によって保水量を確保するというが、森林が育つまで100年かかる。それまでに洪水が起きたらどうするのか。
森林は種から植えたときと、苗から植えたときで、根の生え方が異なる。種から植えないと保水力は高くならない。単純に広葉樹に保水力があって、針葉樹に保水力がないとはいえない。
■知事は週末にしょっちゅう東京に行っているのか?
知事になってから450日のうち、約150日は県外に泊まっていた。
■池田町は大町ダムがつくられてから洪水がなくなった。だから、ダムは必要なものだと思うが県議はどう思うか。
洪水の状況は、知らない人にはわからない。わたしは池田町の洪水を知っているから、ダムは要らないと安易にはいえない。
■長野県で生まれ育っていない人が、環境保護論からダムのことをいっている。知事も長野県に生まれ育った人ではない。だから県民のことを考えられないと思う。県議はどう思うか。
環境を大事にすることも大事なことです。