歴史に類のない少子化が進行し、長野県内の高校の再編成が議題となってきている。 2001年に、長野県高校通学区制検討委員会が設置され、私も検討委貝の一人として参画したが「今後の高校教育の在り方」を含め、県民の意見を基本においた検討の成果、4通学区制を決定し2004年がら実施に移される。 この審議の中で、心を痛めたことは、普通高校の通学区を広げると、著しい少子化の影響も在り、地域高校、職業高校の衰退が危惧される議論が相次いだことだ。 「いかに魅力をつけるか」その後いたるところでこの難題を検討してきたが池田工業高校も同様である。 今年創立80年を迎える今こそ、真剣に論議され新しい魅力つくりの一歩が踏み出されなくてはならない。 提言1. 職業高校は、「スペシャリストの育成」を掲げているが、現在の授業システムの中でスペシャリストの育成が可能かどうかである。 現在の機械系科・情報電気系科・建築系科を県下に先駆けて、進学・福祉コースと就職スペシャリストコースに分けることとしている。 しかし、激しく変化する工業会・産業会において、高校卒業の生徒をスペシャリストとして、歓迎する企業はほとんど無く、より高度の技術教育が求められている。 そこで、過去に5クラス時の空き教室を利用し、今の高校の設備を併設利用しながら、より高度な専問教育を習得できる専門学校を併設する提案である。 <提案内容>:その経営形態は、公立・市町村組合立・NP0法人・学校法人などを考える。就業年は2年間が適当だと考えるが、定時制が在ることから、社会人に門戸を広げ夜間の受講体制を考えることも大切である。もちろん年齢制限はない。 卒業時の国家資格を有する専門学校としての機能を持たせなくてはならない。 提言2 この専門学校は、在校生が就学中に受講することが可能とする。 また、地域高校の特性として、地域社会が望む分野での就業対策をつくることが必要で、福祉分野での希望が多いので、この分野での開校を考える。 提言3 専門高校の講師は、高校のクラブ活動の指導ができる者をおき、池田工高校の各分野のクラプ活動をレベルアッブする体制を考える。 |
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