2001年12月  朝日新聞アンケートについて


 朝日新聞が下諏訪砥川・浅川について特別委員にアンケートを出した。

 私が2月中には部会としての方向性を出す提案をし、第1回の部会の基本的すすめ方に全員が賛成をしていただき、議事録にも明記してあるのに、10名もの特別委員が早期結論付けには反対と答えたという。

 なんということだろう。苦しい財政の中で、県関係部局の責任者を会議に出席させ、万全を準備して進行しているのに、こんなことで部会での発言がそのつど変わるような委員の感覚では、住民参加による将来や住民に納得いく検証ができるのだろうか。
 いくら同じテーブルについて、すばらしい論議を出したとしても、最終段階で、今までの論議は尊重するが、結果、反対では、このような検討会など、もう開催する必要がなくなる。

 田中知事の最も側近になる政策秘書室の職員が「最終的に結論なんかだせるんですか」と否定的に私に質問したのを、憤りを押し殺して聞いたが、この程度かもしれない。

 12月23日の第3回の部会では、私から総合的治水案の取りまとめの試案作成のためのペーパーを提出するつもりでいる。
 それに年明けの第4回部会までに各部会の委員各氏から、それぞれの試案を提出して頂くつもりでいる。

 前回も、他の学者から技術的見解を聞き、参考にして欲しいという意見があった。しかし、田中知事が、検討委員や浅川・砥川の部会委員に総合治水・利水をゆだね、それを参考に決めると、県議会で公式発言した。この発言があるいじょう、自ら手をあげて募集された情熱あふれた各部会委員は、責任をもって結論を導かなくてはなるまい。

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